あなたの否定が状況を悪化させるから。まず先にコレやって。
『で、どうしたいの?』
この言葉を、【心の中で旦那を否定していた私】に届けたい。
【心の中で旦那を否定していた私】とは
度重なる口論のあげく
サイコパスと罵られ
私には人格障害があると
本気で信じかかった私。
でも、自分の性格と向き合い
知恵をつけ始め、
夫こそ他人の気持ちを考えるべきだ
と、矛先を彼に向けることを知った私。
他人の事ばかり責めて
よほどストレスを抱えているんだと
夫は可哀そうなんだ
と、同情を始めた私。
こんな『私』。
ちょっと補足するね。
喧嘩でつきものなのが
「そういう言い方ないでしょ!」
って思わず言ったり言われたりする
勢いまかせの捨て台詞だよね。
一緒にいる時間が長ければ
あまり根に持つこともなく
さらっとかわせる方も多いかもしれないけど、
喧嘩の度に同じ事を強く言われると
きっとそれは本心なんだ
と思うようになってきたんだよね。
(少なくとも私の場合はね。)
ましてや明らかな
人格否定をされれば
その分ショックも大きかったし
その言葉が頭にこびりついて、
それが正しいのかもしれないと
混乱だってしたんだ。
それで、
やっぱりどうにかしようと
解決に向け動き出したわけ。
まあ、解決に向けて動いたって響き、
ポジティブでいい感じもするけどね。
私は少しでも自己啓発や
心理学の知恵をつけると
これこそが答えだ!
これでもう喧嘩しないな!
なんて思ったタイプだから
少し単純すぎたのかもしれない。
口論はおさまらなかったんだよね。
なんでかわかる?
今の私だったたらスグわかるんだけど
私が「守りの姿勢」だったんだよね。
そもそも「守る」っていう行為は
敵がいるから必要なんだよね。
だから、
敵がいないのに先に守りを固めてたら
はなから相手を敵視してる
なんてことにもなり得るわけ。
自分で「あなたは敵よ」って
言ってるのと変わらないんだよね。
私の体験を例にしてみるね。
私は夫にお前はサイコパスだ!
と罵倒されたことで
「そんなわけがない!
言いすぎだろコノヤロー!」
と思った訳だけど、
何度も言われたことで
「もしかして本当なのかな。
私が人格障害者だから
うまくいかないのかな。」
と考え始めちゃったんだ。
それで本当に
精神科受診の予約までとって
当日まで自己学習を進めてみたの。
そしたらなんと、
多少なりとも知識を身につけた私、
今度は夫の言動を
評価しはじめちゃったんだ。
「こう言ってた背景はこれだな。
本心はこれだろう・・
あー。弱点はこれだったんだね。
可哀そうに、
本当はそんな気持ちだったんだ。」
とか、
「あー。そういう感じね。
他人に八つ当たりしてんじゃん!」
みたいな。
ここから、夫に対して
「お前も悪い」
と強く思いはじめたの。
相手の悪い部分もたくさん見えてきたんだよね。
当たり前だけど、
この「相手を理解する」こと自体は
良いことだと思う。
相手の立場に立ってより深く考るって
必要なことだよね。
でも、。
私が自己学習に至った経緯って、
罵倒されたことを受け入れられなくて
混乱していたネガティブな状態が
スタートだったんだよね。
私は特に夫や自分が
放った言葉の意図、
理由を考えてたかな。
そして
彼が間違っていた、とか
理由はストレスだろうとか
自分を正当化できる内容の答え
に到達した時点で考えることを
やめてしまったてたんだよね。
その喧嘩の勝敗を決めること
がポイントならいいと思うけど。
違うよね。
もがいて苦しんで
解決しようとしているのに
「私が悪いんじゃなかったよー」
「私の事も分ってよー」って
証明して説明して・・・
自分を守った末に何が得られるんだろ。
自分が自分を守れば守るほど
相手との間に「壁」ができてたんだね。
貴方のパートナーは貴方の敵かな?
本当に、そんなに必死に
自分を守る必要があったのかな?
だから
『で、どうしたいの?』って
自問することが大事だって言いたい。
間違っても、
お互いを理解しようとすることは
無駄じゃない。
自分の考えを伝え理解し合うことは大事なこと。
でも、
それ自体が何のためなのか
忘れちゃったら本末転倒だよね。
わかってもらいたいのはうまくやりたいから。
お互い幸せって思える
ベストパートナーでいたいから。
事の真相の追及や
共通認識の押し売り
じゃなくって、
お互いを理解したことで
なにを与えられるかを明確にする。
そして、それを与える。
せっかく時間を費やして
歩み寄る努力をするんだったら、
脱線したらもったいないよね。
勢いで出てしまった捨て台詞を
批判するのが目的じゃない。
自分が悪ではなかったことを証明することも
目的じゃないんだ。
もっと先を見て、
『なにがしたい、どうしたい』
をしっかり自覚していることが大事。
忘れないでね。
本当の目的。
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